やっぱり正座は嫌ですか・・・【正座をしない茶道茶の実】

query_builder 2025/02/04
ブログ
IMG_3020

当方で茶道体験をされた方々に

「なぜ茶の実をえらばれたのですか?」と聞くと

「ネット検索をしてたら出てきたから」

の次に多く言われるのが

「正座をしない!って書いてあったから」


やっぱりそうなのか・・・

茶道=正座 ですよね~


正座が苦手な理由は、いくつかあると思いますが、

 ・足が痺れる

 ・膝が痛くなる

 ・姿勢が辛い

主な理由は、この3つでしょうか・・


現代の生活様式は、椅子に座る生活が中心です

そのため正座をする機会は減り、正座に慣れていない人が増えています

現代人の生活様式とのギャップは大きいです!


ただ、茶道=正座ですけど今の茶道は、茶道=椅子の時もあるのです


茶道人口の高齢化に伴い、椅子を用意する必要があります

そして会場も会議室のような場所で行ったりするので

必然的に「椅子席」が作られます


茶道は、正座を「しなければならない」ものではなく、大切なのは、お茶を楽しむ心です!


正座が苦手な方でも茶道の魅力が発見できます!

その魅力は、大きく分けて4ツ


 1. 美味しいお茶とお菓子


  心を込めて点てたお茶と、季節のお菓子を一緒にいただきます

  お茶の苦みとお菓子の甘さが絶妙にあわさり、思わず「ハァー」と声が出そうになるほどです


 2. 美しい空間


  茶室と呼ばれる部屋は、自然光が優しく差し込む落ち着いた空間です

  掛軸やお花など、季節に合わせた飾りつけも楽しめます


 3. 静かな空間


  お茶を点てる音・釜のお湯が沸く音・お茶をいただく音など、

  静かな空間の中で様々な音を感じることができます

  日常生活では気付かない音に気付くことができる

  日常の喧騒を忘れて自分と向き合う時間にもなります


 4. おもてなしの心


  亭主(お茶を点てる側の人)が、お客様のことを思いながら、もてなす心を大切にします

  お茶やお菓子だけでなく、茶碗などの道具・空間や時間を通して、

  お客様に心地よく過ごしていただきたいという気持ちが伝わります

IMG_3021

正座は嫌だ!ということは理解します

私も長時間の正座は無理です・・・


しかし茶道は、正座だけではありません

上記では大きく分けてお伝えしましたが、細かく言うと


 ・お茶の点て方

 ・お菓子の頂き方

 ・お道具の扱い方

 ・茶室でのお作法  等々


様々な要素が組み合わさって茶道の世界を作り上げています

この茶道の世界の要素が、自然と日常生活の中で活用できているのです


正座が苦手・嫌いでも、現在の茶会では椅子席も用意されており、正座ができないと主催者側に言えば椅子を用意しています

また、正座が楽になる補助グッズも販売されていて、座椅子クッションなどお稽古のときに使ってある方もいます

自分に合った補助グッズを使うことで、正座の負担を軽減することができます


この正座補助グッズを使って、正座の練習をしてみるのもいいかと思います

短時間であれば、大腿部のストレッチにもなりますよ!


日本の伝統文化である茶道ですが、茶道人口は激減しています

茶道愛好者のように深く知る必要ななく、浅くで構いません

せめて「お茶を点てる・お茶を飲む」ができるようになればいいのです


なぜなら現代はグローバル化が進み、訪日外国人も増えてきています

日本の文化に触れたいという外国人の方も年々増えてきています


外国の方は、日本人なら当然知っているだろうと思っています

その時「知らない・・・」と言うのは、いかがなものでしょうか?


気軽に珈琲を淹れるように抹茶を点てることができれば、それで十分

先ずは、茶道=正座のイメージをなくしましょう‼






記事検索

NEW

  • 大河ドラマ「べらぼう」にハマってます(>_<)【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/04/18
  • 茶室の小さな入り口「躙り口」【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/04/12
  • 桜の時期に食べる甘味は?【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/04/02
  • お花見の起源は、桜では梅だった🌸【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/03/31
  • 東洋占術から見た1月・2月・3月【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/03/17

CATEGORY

ARCHIVE