ちょっと変わった読み方をする茶道用語その11【正座をしない茶道茶の実】
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2024/06/12
ブログ
お茶の歴史の中で出てくる言葉の中に
鎌倉時代末期から室町時代の設定になっている時代劇で、たまに
お茶に関連する言葉が出てくることがあります
上流階級の遊びのひとつで 闘茶(とうちゃ) というのですが、
お茶の産地を当てて勝敗を競う遊びです
どのように競うかというと
茶祖:栄西から禅の教えをうけた明恵上人が、茶種も一緒に譲り受け京都の栂尾(とがのお)に
茶種を播いて栽培を始めました
栂尾は、川霧が深くお茶の栽培に適していて良質な茶が生産されたため、
栂尾で栽培されたお茶を「本茶(ほんちゃ)」それ以外を「非茶(ひちゃ)」としました
ようは栂尾産か?それ以外か?
ということですね
闘茶は、室町幕府の南北朝の動乱期に隆盛となり
より華美で贅沢なものとなっていき
親しい仲間を集めて茶寄合を開いて、贅をつくした宴会がひらかれました
要は、宴会の余興のような感じ
そこで本茶・非茶をいい当てることに金品を賭ける遊びとして流行、あまりに流行し続けたことにより、幕府が茶寄合を禁止する法律を出し取り締まったほど
今風に言えば、ワインをひと口飲んで、産地やブドウの品種・作られた年代を論じるような感じでしょうか?
いつの時代でも「違いの分かる者」的な遊びは、あるのですね~
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