季節に合わせた銘のアレコレその3【正座をしない茶道茶の実】
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2024/05/07
ブログ
5月の銘は、端午の節句にちなんだ季語と
初夏の爽やかな新緑にまつわる季語が多くなります
端午の節句といえば「鯉のぼり」ですが、
鯉のぼりの元となった言葉で【登鯉】という季語があります
この言葉の由来は、
中国の黄河にある竜門と呼ばれる滝を登る鯉から来ています
激流の滝を登りきった魚だけが竜になれる
それを成功した魚が、鯉だけだったので「登鯉」と言われるようになりました
このことから立身出世や成功のたとえとして使われています
これに似た言葉で【登竜門】という言葉があります
登竜門は、成功に繫がる一番大事で難しい関門のこと
ここを突破すれば、立身出世が待っている挑戦するしかない!
目標みたいなもの
登鯉との違いは
登鯉は、激流の滝を登りきった様子をさし
登竜門は、激流の滝を登る挑戦をしている様子をさします
登鯉も登竜門も立身出世の意味を持ちますが、使う場面が違います
端午の節句繋がりで5月以外にも使える銘は
【馬】にまつわる言葉があります
【競馬(くらべうま)】【駈馬(かけうま)】
速く走る馬、疾走する馬の上で、さまざまな乗り方をする騎乗術
古くからご神事として開催されています
【流鏑馬(やぶさめ)】
疾走する馬の上から矢を3本の的に射る日本の古式弓馬術
武家社会が終わるまで武士の嗜みとして盛んに行われており、
実践的な武術から礼法や神事にまで発展しています
いずれも御神事として行われており、各地方によって開催時期もバラバラ
関連する行事が、いつどこで行われるか知っておくと道具の銘に活用できます
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