季節に合わせた銘のアレコレその1【正座をしない茶道茶の実】

query_builder 2024/03/26
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山笑う

3月の銘

季節的に寒さが緩んで暖かくなってくる時期でもあるので

何となくぬくもりのある柔らかな感じの銘が多いですね


「山笑う」

春の季語でもあります

厳しい冬を経て、草木が芽吹き咲き誇る山の生き生きとした様子を表しています


その他の意味合いとして

・生命の躍動

 春の訪れを祝い、命の力強さを感じられることから

・自然の美しさ

 緑あふれる山々の風景は、見る人たちに喜びと安らぎを与える

・希望

 冬が終わって春が来るように、どんな困難も乗り越えて

 明るい未来が待っている



ぼたん

「佐保姫」

奈良県にある佐保山を神格化した佐保姫命(さほひめのみこと)に由来し

春の女神として信仰され、美しい容姿と優しい心をもつ女性として伝承されています


銘として使われる具体的な意味合いとしては

・春の訪れ

 春の女神の名前から、春の訪れを喜び祝う意味合いを持つ

・生命力

 春の生命力の象徴

・美しさ

 茶道具の美しさ、茶会に集まる人々の心を美しく清らかにしてくれる

・縁結び

 佐保姫は、縁結びの神様でもあるため

 茶会が縁結びの会場となるようにとの願いを込めることもある

 



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