季節に合わせた銘のアレコレその2【正座をしない茶道茶の実】
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2024/04/14
ブログ
4月の銘は、花(桜)に関するものが多いですよね~
初桜・花吹雪・花衣・・・
私が、お稽古でよく使うのは「花筏(はないかだ)」
花筏は、川や水辺近くに咲いている桜の散って水面に浮かぶ様子を表した言葉
水面に浮かぶ花びらを筏に見立てています
木に咲いている花だけでなく、散った花びらも楽しむ
日本人の感性ですね(≧◇≦)
「花筏(ハナイカダ)」という名の植物があります
葉の表面に花をつけ、花後は黒い果実となります
葉を筏に、実を船頭に見立ててハナイカダという名が付いたそうです
別名をヨメノナミダ
これは、葉に実のなる木を見つけてくるように命じられた嫁が
一晩中探しても見つけられず涙したということから名付けられたようです
「春眠」
《春眠暁を覚えず》から取られた銘です
意味は、春の夜は眠りが心地よく朝が来たことに気づけず、つい寝過ごしてしまう・・
確かに、冬と違って寒くてお布団から出られない---
ではなく、まだ眠っていたい・・ですよね(≧◇≦)
この春眠暁を覚えずは、中国の唐の時代に活躍した詩人「孟浩然」の
五言絶句「春暁」の冒頭部分です
春眠暁を覚えず
処々に啼鳥を聞く
- 鳥があちこちでさえずる声が聞こえる
夜来風雨の声
- 昨夜からの雨の音がしていたが
花落つること知る多少
- どれほどの花が散ってしまっただろう
春眠~の後は、このように続いています
今も昔も感じるものは同じですね💛
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