4月限定の透木釜(すきぎかま)【正座をしない茶道茶の実】
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2023/03/29
ブログ
茶道では、季節によって使う炉が違います
5月から10月を風炉の時期(夏点前)
11月から4月を炉の時期(冬点前)といいます
その夏から冬へ・冬から夏へと移っていく境目の時期に
その時期限定の点前があり道具があります
特に今の時期3月・4月の春から書かにかけて使われる釜が
裏千家では、3月が釣釜・4月が透木釜です
裏千家では…と言ったのは、
他流派では3月に透木釜・4月に釣釜となっているからです
釣釜・透木釜も五徳を使わず
暖気に向けて火を遠ざけて炉中の火気を室内に伝わりにくくします
透木釜を使うときに欠かせないのが「透木」
席中で見かけることはないのですが、
釜の羽根の部分が炉壇にかかるように据える際に
「透木」と呼ばれる拍子木形ので、炉壇の両辺に置き
その上に釜をかけます。
釜の羽根の下に置かれているので見えないのです(^^)
「透木」には、炉用・風炉用があり
且つ木材の材質もいろいろあります
朴(ほう)・桐・梅・桜と、歴代の家元お好みがあります
裏千家では、4月が透木釜なので、梅・桜を使うのは
季節的にもピッタリです
朴(ほう)・桐の木材の性質は「耐火」
火に強い特性を持った木材も使われています
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