茶席では飾らない花「彼岸花」
9月になると田んぼの畦道などで彼岸花を見かけると
「あ~もうすぐお彼岸ね~」と気付かされます。
「彼岸花」
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草
別名「曼殊沙華」 学名「リコリス」
この彼岸花、地方では独特の呼び名がついていて
その別名の数は1,000個にもなるとか
「死人花」「葬式花」「地獄花」「幽霊花」「灯籠花」など
たくさんの別名がつけられていますが、どれも不吉な別名ですね・・・
英語では「レッドスパイダーリリー」「スパイダーリリー」の別名で
呼ばれていますが、不吉な呼び名ではないですよね・・・
ではなぜ日本では不吉な別名で呼ばれているのか?
それは彼岸花は「毒」を持っているから!
それも全ての部分に毒のある全草有毒(ぜんそうゆうどく)という植物です。
そのなかでも特に毒性物質が多く含まれているのが
「鱗茎(りんけい)」と呼ばれる球根です。
彼岸花をよく見かけるのは、田畑の畔道や墓地などで見かけるのではないでしょうか?
それはなぜか?
現代の日本は火葬ですが、ひと昔前までは土葬でした。
なのでモグラや他の動物たちから遺体を荒らされることが多かったそうです。
その対策として彼岸花が植えられました。
彼岸花の毒性を利用して、モグラなどの動物を寄せ付けないようにしたのです。
このような理由でお墓の周りに植えられるようになった彼岸花が
不吉だと言われるようになり、
1000を超える別名のほとんどが不吉な名になったのでしょう。
余談ですが、彼岸花が田畑に植えられている理由も同じ理由です。
茶道には、お花は欠かせません‼
しかし飾ってはいけない【禁花】があります。
彼岸花は、その禁花に該当します!
禁花の判断のポイントは3つ
・香りの強い花
・棘や毒のある花
・名前が良くない花
どれに該当するかというと
「毒があって名前が良くない・・・」
2重で、はまってますね・・・
名前が良くない花は、呼び名を変えて活ける場合もあります。
例えば「彼岸花」=「死人花」を「曼殊沙華」と変える・・・
でも毒があるので茶席で見かけたことはありません。
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