中秋の名月とは⁇【正座をしない茶道茶の実】

query_builder 2022/09/23
ブログ
0F0FDC51-1B1F-436B-B1F2-1EC0BF3F6BC1

秋といえば【中秋の名月】


中秋とは、旧暦の8月15日を指します。

旧暦では7月~9月を「秋」と定められています。

8月15日は、ちょうど秋のど真ん中!

1年を通して最も月が美しい時期だと言われています。


では、なぜ昔から秋の月は美しいと言われるのか?


それは、秋の空気は、水分量が春や夏に比べて少なく乾燥しているから

そのため澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出すのです。


また、月は冬に近づくほど空の高い位置に出て、夏は低い位置に出ます。

春は地上の埃などで月本来の明るさが霞んでしまう・・・


だから空気の水分量・大気の状態・月の高さなど

好条件が揃う秋こそ、お月見にふさわしい時期と言われてきたのです。


この風習も中国から伝来しました。

平安時代に伝来し、貴族の中で広まっていき

中秋の名月に月を眺めて和歌を詠む【観月の宴】を開いて楽しんでいたのですね。


現代のほとんどの人達は、和歌など詠みません・・・

だからどっちかというと「花より団子」で食べるほうに目がいきますね(笑)

4DFD8AD6-0FEC-4008-945C-5AD095DB7C79

中秋の名月は【十五夜】とも呼ばれます。

それは月が、新月から満月まで15日をかけて少しづつ満ちていき

旧暦では新月の日から数えて15日目の夜を十五夜と呼ぶようになりました。


また他にも「芋名月とも呼ばれます。

これは、里芋やサツマイモの収穫時期に当たるから!

豊作を祝うお祭りのような意味も込められていました。



このように中国から伝来してきた風習ですが、

日本の風土や習慣に合わせたアレンジもされていきます。

それが十三夜・十日夜といわれるお月見です!


中秋の名月は中国伝来ですが、

十三夜・十日夜は日本独自の風習です!


このことについては、次のブログでお伝えいたします。

記事検索

NEW

  • 金運に満ちた「大寒たまご」【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/01/23
  • 弁財天様は、家の中ではどの場所の神様?【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/01/17
  • 令和7年の「十日えびす」は・・・【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2025/01/09
  • 年末年始の縁起物【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2024/12/24
  • 食べるお茶と飲むお茶【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2024/12/03

CATEGORY

ARCHIVE