9月9日は何の日か知ってますか?

query_builder 2022/09/06
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着せ綿-crop

9月9日は「重陽の節句」または「菊の節句」とも言われていて

平安時代の初めに中国より伝わりました。


中国では、奇数は縁起が良い「陽数」・ 偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられ、陽数の最大値である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句の1つとなったのです。


当時の暦は「旧暦」

現在の暦に当てはめると、10月の中旬ぐらいになります。

まさに菊の花が美しく咲く時期ですね~



菊は、邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。


菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。



平安時代の貴族の習慣で、

重陽の日に菊の花に植物染料で染めた黄色の真綿を被せ、明くる早朝に朝露を含んだ綿を菊より外し、その綿で体を拭えば菊の薬効により無病であるといわれてました。


特に女性たちには、

朝露を含んだ綿で顔を拭うと美容効果抜群であるといわれていたとか・・・


いつの世も女性の美への追及は、同じですね(笑)




栗ご飯画像

平安時代では貴族だけの節句行事でしたが、

時代とともに菊の風習は庶民の間でも広がり、

江戸時代には五節句の1つとして親しまれる行事になりました。


この時期は、作物の収穫時期と重なるため、

庶民の間では「栗の節句」として「栗ごはん」を食べて祝っていました。


花より団子ですね(笑)

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