侘び・寂びって何?

query_builder 2016/08/07
ブログ

よく「侘(わ)び・寂(さ)び」って言葉を聞きますが

違いが解らないですよね~

「侘(わ)び」とは、茶の湯の理念そのものや、それに関わる事柄に使われます 「寂(さ)び」とは、俳句などの文学において重要な意味を持つ語句として使われます

では、国語辞典には、どう書いてあるか・・・

「侘び」 - 簡素な中にある落ち着いた寂しい感じ

「寂び」 - 古びれて枯れた味わいのあること、地味で趣のあること

よく違いが解らないですよね~

でも共通する意味は

世俗的なものを全て取り払い、削れるだけ削ってそれ以上余分なものがない! ということ

南方録という茶の湯伝書には

侘びの本当の心は、清浄で無垢な仏の世界を表したもの

と記述されています

ますます解り難いですね~

ようするにお寺に参内したら、心が落ち着いて

神聖な感覚が感じられますよね

そしてきらびやかに飾りたてていない

それでいて目を引くものがある

その感覚を茶の湯という小さな空間に表しているのです

この「侘(わ)び」を表した言葉として

茶の湯の祖(そ)といわれる村田(むらた)珠光(じゅこう)は

「月も雲間のなきは嫌にて候」

満月の美しさも格別ではあるが雲間に見え隠れする月こそ最も美しい

と言う意味で、中世芸能における不足の美の考え方

この時代には、まだ「侘(わ)び」という言葉は誕生していません

そして禅の精神に「和の心」を加えた武野紹鷗(たけのじょうおう)は

「正直で慎み深くおごらぬ様」

と言い、このことを和歌で表すと

藤原定家が読んだ

見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫やの秋の夕暮れ

― 春・夏と過ぎ華やかに咲いていた花や紅葉も散ってしまい

これから冬を迎えようとする晩秋の風景

ここには粗末な藁屋のほか何もない -

華やかなものを見て、藁屋という寂びた世界を超越した

清浄無垢な心を読んでいます

イメージ湧きますか?

結局「侘(わ)び・寂(さ)び」も似たような感じですね~

この「侘び・寂び」を究極に追求したのが千利休

「茶(ちゃ)聖(せい)」と言われる所以です


正座をしない 茶道茶の実

〒福岡県久留米市小頭町2-1 ライオンズマンション六ツ門第2 207

☎080-2706-3215

記事検索

NEW

  • 国際交流センターの交流会で「抹茶の飲み方」出張茶道体験!【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2026/10/06
  • ≪夏休み体験記≫ 浴衣で涼む特別なひととき 【正座をしない茶道 茶の実】

    query_builder 2026/07/21
  • 夏休みの思い出に!浴衣・洋服で気軽に「椅子に座って」茶道体験【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2026/06/12
  • 国境を越えた縁~アメリカよりご家族で茶道体験~【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2026/05/12
  • 伝統を「自分らしく」仕立てる。遊び心から生まれる大人の教養【正座をしない茶道茶の実】

    query_builder 2026/04/20

CATEGORY

ARCHIVE